2018年買って良かったゲーム5本
あけましておめでとうございます。
すっかり年も明けて、世間ではもうすぐ仕事始めですが
昨年も世界中で様々なゲームが発売され、そして名作が生まれました。
僕個人はあまりゲームをする時間が取れず、数えてみたら
30本ぐらいしかプレイ出来ていないのですがその中から
個人的に特に面白かったもの。昨年を象徴する5本を紹介させていただきます。
1:Florence
まず最初はiPhoneなどのアプリで配信されたFlorence。
ジャンルは「インタラクティブ・ストーリーブック」とありますが
ようは難しい操作は求められず、直感的に物語を読み進めていくゲームになっているので幅広い年齢の人にオススメの作品です。
アート性の高いデザインや音楽はただの飾りではなく、主人公の心情や場面に丁寧に寄り添っていて、高い没入感を生み出すことに成功しています。
僕は普段あまりスマホゲームをしないのですが、プレイした日は興奮して
色んなサイトで感想を読み漁るぐらいにはハマってしまいました。
2時間でクリアできるテンポの良さも相性が良かったのかもしれません。
あなたも主人公フローレンスの恋と人生を追った物語にぜひ触れてみてください。
2:ダンジョンメーカー
次は韓国のインディーズゲーム、ダンジョンメーカー。
今年はこのゲームによって膨大な時間が溶けていったという人も多いのではないでしょうか?自分のダンジョンに魔物や罠を配置して勇者を待ち構えるタワーディフェンス的な遊びにプラスして、プレイするたびに手に入るアイテムや異なるイベントが発生するいわゆるローグライク的要素が合わさった結果、それはもう悪魔的な中毒性を誇る作品が生み出されてしまいました。
なによりそんなゲームがたった5人で作られたということに更に驚き。
ぜひ暇で暇でしょうがない人がプレイすることを強くおすすめします。
プレイした人たち同士で「ねえ?どんなエンディングだった??」という会話があちこちでされたであろう、デトロイト。途方もない分岐によって全く予想できないストーリー展開と、高品質なグラフィック表現によって発売後、ゲーム界隈以外にも口コミで広がりをみせ、映画関係者や芸能関係など多くの分野の人たちがプレイして盛り上がりました。
海外で発売されたゲームなので、もちろん海外でも盛り上がってると思いきや。
開発者の方曰く「購入した人で最後までプレイしたのは日本人が多かった」とのこと。
海外では平均75%に対して、日本は83%
さらに日本は選択肢に対して平和的なものを選ぶ傾向が特に強かったようです。
(実際に自分もひたすら平和的な選択肢でした。)
いまだに根強いアドベンチャーゲーム文化、そしてことマルチエンディングにおいては唯一無二の「トゥルーエンド」を求めてきた日本の土壌において、絶対的な正解が存在しない本作は今後のアドベンチャーゲームのあり方を考えさせられるものになりました。
それにしても、ほんとにプレイした人によってエンディングや、そこに至る経緯が全然違うので、まだみていないイベントが膨大な数ありそうな気がします。
まぁそれはそれとして、僕は自分の選んだ選択肢によって紡がれた「自分のストーリー」に納得してしまったので、周回プレイはしなかったのですが。
そういうプレイスタイルの人は意外と多かったみたいで、このゲームを既存のアドベンチャーゲームの延長と捉えるか、映画や小説のような一度きりの体験と捉えるかで遊び方が変わってくるのかもしれません。
まもなく「次の展開が発表される」という噂もある本作の今後が楽しみです。
もうクリアした人はこちらの記事も読んでみてください。
『Detroit: Become Human』は日本のアドベンチャーゲームの文法に興味がない──イシイジロウ氏が感じた葛藤と、自身の限界
はい、そんなわけで次はゴッド・オブ・ウォーです。
斧を持ったヒゲのおっさんが仁王立ちしているパッケージを見ただけで
皆さんの興味が薄れていく空気をブラウザ越しに察知していますが
PS4を持っていて、このゲームをやっていないのは本当に勿体無い!!!
ジャンルはアクションなのである程度ゲームに慣れた人がやって楽しい作品のは間違いないですし、ぱっと見のアクの強さはありますが、昨年のThe Game Awards 2018(アカデミー賞のゲーム業界版)において一番名誉あるゲームオブザイヤーを獲得した作品です!他にもベストディレクション、ベストアクションゲーム賞も受賞しました。
もう面白いことが約束されているので、悪いことは言わないから早く遊ぶように!
…ちょっと感情のままに薦めてしまいましたが、ストーリーもまた、面白いです。
「父と子が母の遺灰を山のてっぺんまで撒きにいく」たったそれだけの話なんですが、主人公のクレイトスと、その息子のアトレウスのぎこちない親子関係が、妙にリアルで好感がもてます。父親としての威厳を見せたいクレイトスと、その父を越えて戦士として自立したいアトレウスが互いを助けあったり、時に反発したりと、旅を通じて徐々に変化していく親子のコミュニケーションにニヤニヤすること請け合いです。
【PS4】ゴッド・オブ・ウォー 【CEROレーティング「Z」】
- 出版社/メーカー: ソニー・インタラクティブエンタテインメント
- 発売日: 2018/04/20
- メディア: Video Game
- この商品を含むブログ (2件) を見る
そして、こちら。ベセスダから発売されたオンラインPRG、フォールアウト76。
このゲームは最初に断っておくと「まだ購入するのはオススメできません」
というのも、ゲームが途中でフリーズしたり、イベントが進行しなくなったり、まだ「ちゃんと世に出回る製品としての体を成していない」といっても差し支えない作品だからです笑
じゃあなんでこれが買って良かったのか、という話なんですが、昨年はPUBGやフォートナイト、デッドバイデイライトなどなど、バトルロワイヤルやPvP(対人)のカジュアルに遊べるオンラインゲームが席巻した1年になりました。もちろん、それらもとても楽しい作品なのは間違いないのですが、その中でもフォールアウト76は(バグまみれだけど)核戦争後の世界を舞台に重厚な物語をひっさげ、かつ(バグまみれだけど)クラフトやハクスラ要素といった廃人を製造する気満々の濃密なシステムを土台に、ひたすらプレイヤーが自由にロールプレイして遊ぶことが楽しいゲームとして発売されました。
カジュアルさは微塵もありませんが、決められたルールや縛りもありません、あなたは荒廃したアパラチア地方で時間の許す限り家をクラフトして暮らしてもいいし、最強の武器を求めて日夜、核の火の中につっこんでもいいんです。
もし一緒に遊べるフレンドがいるのであれば、その面白さは何十倍にも跳ね上がります。僕みたいにお正月をアパラチアで過ごしたというプレイヤーは世界中に何万人といることでしょう。
一度、プレイすれば、PS4がフリーズしたり、ゲームが進行しなくなったり、文字化けしたり…どんなバグが起きても「まぁ、ベセスダのソフトだしな」といって、あなたもPS4を再起動させていることでしょう。
2018年、一番買って良かったと思えたソフトです。
Fallout 76 【CEROレーティング「Z」】 - PS4
- 出版社/メーカー: ベセスダ・ソフトワークス
- 発売日: 2018/11/15
- メディア: Video Game
- この商品を含むブログ (2件) を見る
以上です。
長くなってしましたが「2018年買って良かったゲーム5本」でした。
そして、最後に番外編としてこちらを紹介させてください。
番外編:DELTARUNE
10月31日、突如ネットに配信された謎のアプリ。
中身はUndertaleを作ったトビーフォックス氏の新作でした。
配信されたその日はSNSはお祭り騒ぎとなり、世界中でトレンド入りする事態になりました。
まだ試作品ということでプレイ出来るのは1章までですが
3、4時間遊べる十分すぎるボリュームに加え、仲間の存在や
ダンジョンのギミック、細かすぎる会話の分岐、言葉遊びなどなど
随所に進化が感じられるものになっていました。
完成は当分先になりそうですが、こちらはいつでもお金を払う準備は出来てます!笑
今回は無料で配信された試作品ということで候補からは外しましたが、今年遊んで面白かったゲームの上位に食い込む良作でした。
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ということで、2018年買ってよかったゲームまとめでした。
基本的に洋ゲー中心の紹介になってしまいましたが、今年、2019年は和ゲー大作祭り!!
・キングダムハーツ3(2019年 1月25日)
・バイオハザードRE:2(2019年 1月25日)
・デビルメイクライV(2019年 3月8日)
・ヨッシークラフトワールド(2019年 春発売)
・どうぶつの森(2019年 予定)
他にもエースコンバット、ファイアーエムブレム、モンスターハンターワールド:アイスボーンなどなど、馴染みあるソフトの新作が続々発売されます。
2019年も仕事に支障をきたすぐらい面白いゲームに出会えることを目標に、色んなゲームで遊びたいと思います!
ではではまた。
今遊んでるゲームはこれ!:2018年11月
はい、ということでまたも1ヶ月ぶりの更新になりますがいかがお過ごしでしょうか。
季節は徐々に冬に近づいていますが、ゲーマーにとって室内の気温が下がるとコントローラーを持つ指が思うように動かなくてツラかったりしますよね。(しませんか。)
もう1、2月とか寒すぎて手袋付けたり、薄手の毛布をかぶってプレイしますもんね。ほんと無線コントローラーの時代で良かった。
そう言う意味では、9月〜11月ぐらいはちょうど良いゲーム環境。ストレスフリーな今こそ、がんがんゲームをやるべき!
ということで今月の今遊んでるゲームはコチラ。
レッド・デッド・リデンプション2【CEROレーティング「Z」】 - PS4
- 出版社/メーカー: ロックスター・ゲームス
- 発売日: 2018/10/26
- メディア: Video Game
- この商品を含むブログ (7件) を見る
出ました。グランド・セフト・オート(通称GTA)シリーズでおなじみの
ロックスター社が8年の歳月をかけて制作したレッド・デッド・リデンプション2です。
同社が得意とするオープンワールドゲームの最新作として10月にリリースされ
なんと発売3日間で820億円売り上げました。あいかわらずのバケモノコンテンツです。
「レッド・デッド・リデンプション2」,史上最高となる7億2500万ドルの初週末売り上げを記録 - 4Gamer.net
アメリカの西部開拓時代が終わり、連邦捜査官らによってならず者たちが一掃されていく中、プレイヤーはギャングの一員として命を狙われながら逃亡生活を送ります。
もう設定からして泣けると言いますか、気持ちのいいぐらい救いがありません。
無法者たちが近代化の波に飲まれる様が淡々と語られる破滅の物語です。
ただそれでも世界は美しく、湖畔で見る朝焼けの景色は息を飲むほど綺麗に描写されていますし、地平線の向こうまで広がる荒野をただ馬に乗って走るだけで楽しい。
木漏れ日や霧、突然の豪雨に逃げ惑う動物、風になびく木々など…
とにかく自然の描き方が圧倒的で物語とのギャップが素晴らしいです。
ゲームプレイという視点では、海外のゲームなので決定ボタンが「Xボタン」だったり、字幕を追うのが大変だったり、癖のある操作性となっているため、快適性からは程遠いのは確かです。
9月に遊んでいたスパイダーマンが全年齢向けかつ、全方位向け(ライトユーザーからヘビーユーザー)ゲームだったのに対して極端に硬派な作品ですが、それでもやっぱり今プレイする価値はあると思います。
ということで、今遊んでるゲームはRDR2だけ。
今月はフォールアウト76が出ますし、ゲームする時間がますます足りなくなりますね。
Fallout 76 【CEROレーティング「Z」】 - PS4
- 出版社/メーカー: ベセスダ・ソフトワークス
- 発売日: 2018/11/15
- メディア: Video Game
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今遊んでるゲームはこれ!:2018年9月
今遊んでるゲームを備忘録的にまとめておこうと唐突にはじめた新コーナー。
・Marvel's Spider-Man(PS4)
2016年に開催されたPlaystation E3 2016 Experienceにサプライズで発表されたスパイダーマンのゲーム。ついに発売されましたが、ニューヨークの細部までを再現した非常に高いクオリティの映像描写と、ウェブを使ったスパイダーマンならではのダイナミックな移動シーンがSNSで話題になりましたね。
実際にゲームを遊んでみると、登場キャラの吹き替えやUIまわりの翻訳も丁寧になされているが印象的で、いわゆる「洋ゲー」におこりがちな「ストーリー理解が追いつかなくて今なんのために戦ってるのか分からない」といった事態に陥ることもありません。
スパイダーマンは映画ぐらいなら見たことある、といったぐらいの知識でも十分に楽しめる作品になっているのでぜひプレイしてみてください。
・ドラガリアロスト
dragalialost.com
任天堂とCygamesが手がけるスマホゲーム!!
自分はこれまであまりスマホゲームをプレイしてきたことが無いのですが
任天堂が開発と運営に関わっているというので気になってたところ
先日(9月27日)ついに配信されたのでダウンロードしてみました。
ストーリーは人とドラゴンが織りなす王道なファンタジーものみたいです。
実はそう見せかけて…みたいな引っ掛けがあるのかとも思いましたが
今のところ、僕が疑ぐりすぎていただけのようで、ひたすらまっすぐな性格の
主人公とその主人公に影響されて付き従う仲間たちが妹と国を救うために冒険しています。
(個人的にはゼノブレイドのような王道の中に毒も効かせる作品も好きなので
そういった展開が来て欲しいと勝手に願っています笑)
内容は3DのSDキャラクターを動かして敵を倒しながらボスを目指すステージクリア型のアクションゲームで、マルチプレイで進行することも可能です。
古いゲームで例えると聖剣伝説2やBlaze&Bladeを思い出します。
システムまわりは配信スタートした現段階ですでに完成されていて
身もふたもない言い方をすると既にこれまでヒットしているスマホゲームの美味しいところをもれなく詰め込んで良いバランスで仕上げてきたという印象でした。
スマホゲームは運営によって継続的な話題作りや、追加ストーリーの配信、ゲームバランスの調整等々を行います。それによって、名作にバケることもあれば、一方で駄作として1年も経たずにサービスを終了する作品も珍しくありません。
今後、どのように舵を切っていくのか、家庭用ゲームとスマホゲームの最大手が手を取り合った作品ということでパズドラ、モンスト、グラブル、白猫プロジェクトなどに続く定番タイトルとして定着するのか非常に楽しみです。
そのほか相変わらず、オーバーウォッチで白熱する戦いに身を投じたり(自分は足を引っ張る側ですが)セール中に何となくダウンロードしたディスオナード2を触ったりしていました。
世間的には今もフォートナイトやデッドバイデイライトが熱いと思うんですが、積みゲーが多くて、まだちゃんと手がつけれてません。
オーバーウォッチゲームオブザイヤー・エディション - PS4
Dishonored 2 【CEROレーティング「Z」】 - PS4
Dead by Daylight【公式日本版】 【Amazon.co.jp限定】アイテム未定 付 - PS4 【CEROレーティング「Z」】
特に9月は週末に雨が降ることが多くて家でゲームをする機会が多かったですね。
あなたが今遊んでるゲームは何でしょうか?
良かったら、コレ!っていうのを教えてください。
ではまた。
今週のゲームニュースを振り返る:2018年8月4週目
◆モンスターハンター:ワールドが1000万本突破!
今週のニュースといいつつ、前回のニュースからしっかり一ヶ月空いてしまいましたが、久しぶりに家庭用ゲームに良いニュースが舞い込んで来ました。
タイトルにもあるようにモンハンが累計販売本数1000万本を突破!!
どうやらカプコン史上初のようで、長年の「悲願」が達成されたという記事が
ゲームニュース界隈で書かれています。
ここで、2018年6月時点でカプコンから販売されているミリオンセラータイトルを列挙してみましょう。
- バイオハザード5(740万本)
- バイオハザード6(720万本)
- ストーリーファイターⅡ(630万本)
- バイオハザード7レジデントイービル(540万本)
- バイオハザード2(496万本)
ということで、世界的ヒットと言われているバイオハザードシリーズも成し遂げることが出来なかった1000万本という数字がいかに驚異的であるかがわかります。
これは海外で人気と言われるファイナルファンタジーやメタルギアソリッドも達成できなかったことです。
メーカーの枠を広げて見ても、ここ2〜3年、日本の家庭用ゲームの中で1000万本突破したゲームは以下の通り。
2015年
該当ゲームなし
2016年
ポケットモンスターサン・ムーン(1612万本)
2017年
マリオカート8デラックス(1035万本)
ゼルダの伝説ブレス オブ ザ ワイルド(1082万本)
スーパーマリオオデッセイ(1117万本)
ほぼほぼ任天堂のゲーム1強。(ポケモンはゲームフリークだけど)
もっと言うと10年遡っても1000万本クラスの販売本数を出しているのは任天堂のみ…。
そんな中、SONYや任天堂のようなファーストではなくサードパーティとして1000万本を販売したモンスターハンター:ワールドは何度も繰り返すようだけど本当に凄い。
ここまで売れた理由について
・世界同時発売(多言語に対応した)
・FPSジャンルが飽和する中、剣とハンマーでモンスターと戦うゲーム性が評価された
・フルHDで遊べるモンハンをファンが熱望していた
など、様々なメディアで考察されていますが、やはり開発チームがこれまでモンハンを徹底的に見直し、ストレスフリーでカジュアルに楽しめるようにゲームを再構築し、なおかつ、より世界に没入できるように冒険の舞台となるフィールドに説得力のある生態系を築いたことが大きかったんじゃないかと思います。狩りの対象なるモンスターだけでなく、小動物や草木といった環境の作り込みが素晴らしかった。
先日、中国でモンスターハンター:ワールドの配信中止という悲報があったばかりですがこの快進撃はどこまで続くのか非常に楽しみです。